ボール遊びにつきものなのが窓ガラスを割るハプニング

プロ野球で活躍する大打者が、高校時代にあまりにもボールを飛ばしすぎるとフェンスやネットを特別に設置されたなんて逸話もあります。これは毎日のように窓ガラスを割られてはたまらないという学校側の判断でしょう。
空き地で遊んでいた子供たちが、近所の家の窓ガラスを割って怒られるなんてこともあります。ボール遊びには窓ガラスが割れるハプニングがつきものなのです。

窓ガラスが割れるハプニングを防ぐためには、いくつか方法があります。まずひとつは窓ガラスに外枠などを設け、ボールの直撃を防ぐ方法です。一応の防犯効果もある方法と思えますが、その窓から外の景色を眺めて楽しむということはできなくなるでしょう。
窓ガラスの眺望はそのままに、割れることを防ぐ方法はないものでしょうか。ひとつは窓ガラスそのものの強度を上げる方法です。現代のガラス製造技術の向上には目覚ましいものがあり、複層ガラスや強化ガラスといったものは、通常の何倍もある強度を誇る製品があります。ボールだけでなく、台風のときなどの飛来物に関しても防御力を発揮してくれるわけです。

しかしどんなに強化しようとも、窓ガラスが割れるハプニング自体を完全に防ぐことはできません。もしそうであるならば、次に考えるべきは「割れたときの被害を最小限に食い止める」ことではないでしょうか。
窓ガラスは割れて飛散した場合、恐ろしい凶器になります。鋭利な刃物となった破片で怪我をするという被害を防ぐ方法としてまず考えられるのは、割れた後粒状になる強化ガラスや飛散防止フィルムなどの導入です。割れたガラスが飛び散らなければ被害は最小限で済みますし、事後処理も格段に楽になるのです。フィルムを貼るだけであれば費用も格段に安く済むことでしょう。

窓ガラスを割って良いわけではありませんが、割らないように遊びを徹底的に制限するのも子どもにとっては酷な話です。先回りした対策が必要と言えるでしょう。

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